NOTE / DIARY

「竜宮」31~32頁 完結!

「竜宮」更新、全32頁で完結いたしました!

ということで、お待たせでした。
冒頭の乙姫(亀)やっと再登場です。

そして物語の締めとこちらの答えも明らかに。
ハイ、回答は「どちらも本当だった」になります。

それでは詳しい説明と裏話は以下に。

ファンタジーとSF
この作品ではファンタジーとSFを両立させるという実験を試みています。助けた亀がお礼をするという部分がファンタジー。ファンタジーは男が亀を信じることで成立します。男が亀を信じなくなったら(16頁以降の展開)ファンタジーは消え、男の世界は「現実」にシフトし、ファンタジー部分はSFとして解釈されることになります。「現実」には乙姫の亀は存在しないので、乙姫の霊力は「現実」にまでは届きません。意識の切り替え次第でどちらの世界に転ぶことも出来るということで、答はファンタジーも現実もどちらも本当だったということになります。

寓話としての「竜宮」
おとぎ話にしたことで、寓話としても描くことが出来たかなと思います。
1つは科学万能主義に陥りがちな自分への自戒として。SFが好きなので、つい全てを科学で説明しようとしてしまいますが、不思議な出来事・科学で説明できないことへの気持ちも忘れないようにしたい。
もう1つは「恩を忘れない」ですね。どんな成功にも(それが小さな成功であっても)その後ろには支えてくれた人やチャンスや何かがあるはずなんです。それを忘れて全て自分だけの力で出来たと思い上がらないように。

名前のない登場人物
読まれた方は気がつかれていると思いますが、この作品では登場人物に名前がありません。主人公は「男」で通し、スタッフから呼ばれる時は「主任」、社長からは「君」という具合に、徹底して名前を排除しています。これは登場人物を特定の個人ではなく、一般記号として描きたかったからなんですよね。おとぎ話の「太郎」も似たような意味で使われていると思います。また、バッドエンドなので、登場人物に感情移入しないで少し離れた所から物語を見てもらいたい…という気持ちも入ってます。舞台劇のような感じを出せたらなと思ったのですが、出せたかな…。

次週以降の予定
来週は作品リストに「竜宮」をアップする予定です。今回書き切れなかった裏話はそちらに。それ以降の予定についても次週に。よろしくです。

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