「いばらの城の姫」

いばらの城の姫サムネイル

全44頁

Webで読む 別窓

お姫様が魔王にさらわれていばらの城に閉じ込められた。王は魔王を倒し姫を救ってくれる勇者を募る。農夫のオロは姫を救うべく魔王の城に向かうが…。

SF抜きの純ファンタジー。ファンタジーも好きと言いながら、実は純ファンタジーに相当する作品って意外に少なかったんですよね。この作品を描いた時点では、他にファンタジーと呼べる作品は「丘の上の緑の屋根」と「ウォータークラウンの森」の2作しかありませんでした(「12本のロウソク」は南小学校シリーズに入っているので除外)。

2023年からWeb漫画をペーパーバック(紙の本)にする計画が始まったのですが、これではファンタジー枠が少なすぎることに気がついて、ファンタジー作品も増やさなくては!と言うことに。で、どうせ描くなら、一度はやってみたかった典型的なパターンにトライしてみることにしたのです。

"典型的"にやるなら舞台も中世ヨーロッパだろうと深く考えずに描き始めて、早くも後悔することに(笑。城! 騎士! 馬! 想像以上に難しいじゃないですか~。誰よ、ファンタジーなら中世ヨーロッパなんて風潮作ったの~。でもそのおかげで描いてる間中、ひととき中世ヨーロッパへ旅してる気分を味わえて楽しめました。

ただファンタジーと言っても何処かに自分らしさ?は出るものらしく、クライマックスシーンはハリウッドCGでやってくれたらさぞ映えるだろうな大スペクタクルになりました。ファンタジーだけどちょっと外してる部分もあり、そこは期待してもらえるところかな~と思っております。^^

軽いファンタジーとして作りましたが(宮廷とか陰謀とかその類いはない)、実は話が二重構造になっているところがあり、ラストの解釈は読んだ人にお任せ~と言うことにしたいと思います。楽しんでいただけたら幸いです。

リストへ戻る