ストーリー制作過程
8.下書き
キャラ設定、資料の用意が揃ってやっと下書き開始。ということで、3話表紙(4頁目)の下書きを公開。
下書きはペン入れが終ったら用がなくなるものなので、大変に薄いです(スキャンしたままだと見えないので、画像ソフトで色を濃くしてます)。めっちゃラフです。私にも何がどうなっているのか分からない(笑)。ペン入れの時は下書きをなぞるわけではないので、アタリのようなものですね(なぞっちゃ駄目です。線が死にます。下書きは位置の参考にして、あらためて新しく描くという感じです)。
原稿用紙に実際にコマを割って描いてみると、台詞が入りきらなくてコマ割りを変えなければいけなかったり、頁がずれ込んだり、もっといい構図が閃いたりとかして、下書きの段階でさらに変更や調整が入ることがあります。そうなると全体を再構成する必要があったり、総頁数に増減があったりするので、下書きが完了しないと本当の意味での「ネームの最終決定」にはならないんですね、私の場合。
そのかわり下書きが完成したら、もう変更はないので、進行予定の計算が出来るようになります。サイトで次回作を告知できるようになるのはこの段階に入ってからです。