アナログの道具

アナログで漫画を描く時に使っている道具とか。笑えるほど年代ものばかりですが。

アナログの道具

原稿用紙
A4漫画用紙。最初から枠線がひいてあって便利。自分でスケールを作っていた時代が懐かしいです。

A ペン
ペン先はカブラペン、Gペン、丸ペンの3種類で。
カブラペンは強弱をつけにくいが、均一で滑らかな線がひける。Gペンは強弱をつけやすい。丸ペンは細い線用ですが、意外に腰が柔らかいのでこれでも強弱のついた線がひけます。
昔はメイン線はカブラペンを使うことが多かったですが、最近はGペンもメインに使うようになってきてます。

B インク
パイロットの製図用インクをずっと愛用。墨汁派の人もいますね。
webなら別に何でもかまわないんですが(鉛筆やボールペンでもスキャンできるし)、私の場合は白黒2値でスキャンしているので、印刷用原稿と同じ描き方をしています。
なぜ印刷用(投稿、同人誌)が製図用インクか墨汁でなければいけないかというと、製版する時、鉛筆のような薄いものではきれいに出にくいからなんですね。同じ理由で普通の黒インク、万年筆も不可。薄墨も不可(製版時に飛びます^^;)。だからグレーの諧調を表すために白と黒のみで構成されたスクリーントーンが普及したわけです。

C 定規
30cmと20cmを用途によって使い分け。サイズの大きい投稿用を描く時は40cmも使いますが、今はこの2つで足りてます。

D 雲形定規
曲線をひく時にかかせません(特に集中線にカーブをつけたい時)。直線に比べると使う頻度は少ないけれど、これがないと描けないシーンも多々あるので。直線や曲線はパソコンで描くという人もいると思いますが、私はまだ手で描いた方が圧倒的に速いので。

E 羽ぼうき
消しゴムかすを払う。いや、単に雰囲気出しているだけかも(笑)。

F 製図用具一式
親が若い頃に使っていたものを貰い受け、そのままずっと使ってます。…てことはもしかして半世紀ものですかっ!? 特に不都合もないし、けっこう便利な小道具も入っているので。

F-1 カラス口
枠線をひくのに使います。今は枠線はCGでやってますが、それまで長年お世話になってきました。枠線をひいた時の「さあ、これからこの枠内を絵で埋めるんだぞー」と気が引き締まる思いは今でも原点です。

F-2 カラス口付きコンパス
このセットで面白かったのが、これ。インクで円が描けます♪ 惑星の一部など巨大な円の一部を画面に出したい時はパソコンでは難しいので(特に円が原稿より大きい場合)、今でもこれを使います。写真では分かりにくいですが、大きさが大小2種類あって、小さい円は小さい方でと使い分けも出来るので便利です。

しかしこうやって見るとあらためて本当に年代ものばかりですね。。まあ道具が古くても漫画は描けるってことで。

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