「大ミステリー大会」

大ミステリー大会サムネイル

全52頁

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大じいちゃんが遺言に「推理のお題」を残した。それを解かないと遺産がもらえない? 親の代理で大じいちゃんのミステリー大会に参加することになった悠斗だが、謎の少女も乱入し、遺産の行方は果たして誰に…?

これは「メモリアル・バニー」を考えていた時の派生アイデアから生まれた作品です。ぬいぐるみの隠し場所に祖母の遺品を絡める面白いアイデアが浮かんだのですが、親子のドラマに焦点を絞ることにしたため、残念ながらこのアイデアはお蔵入りに。しかしいずれは別の作品で生かしたいと思っていたので、この機に日の目を見ることになりました。

で、どうせやるなら、相続争いとか大きくて古いお屋敷とか奇妙な塔とか、ミステリーにありがちな要素もどんどん入れちゃおう!と好き放題した結果、頁数も増えて52頁の中編になりました。SFではない日常系の作品でこの頁数は私にしては珍しいと言うか、初めてではないですかね。自分なりに新しい領域を広げられた…かもしれない?

今作の柱の1つが「お題を解く」なので、読まれた方にも「自分ならこの謎が解けるか!?」なミステリー気分を楽しんでもらえたらいいなと思ってます。もし登場人物より先にお題が解けたら遺産はあなたのものだっ!?(笑。なお、「○○家殺人事件」みたいな話ではありませんので、そこは安心してお読み下さい。むしろRPGっぽいかも。

日常推理系なら地味になるかと思いきや、意外にアクションも多くて、SFでなくてもとても楽しんで描くことが出来ました。お題解きだけでなくドラマも絡めてありますので、キャラたちの動きも楽しんでもらえればと思います。

今回はタイトルの割にはミステリー度はそんなに高くなかったですが、これを機に本格的な推理ミステリーに挑戦してみるのもいいかも!? 謎解きでワクワクするお話ももっと描いてみたくなりました。

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