ストーリー制作過程
12.ネーミング
実はキャラクターの名前を考えるのが苦手です。ちっともいい名前が思い浮かびません(泣)。おかげで「ロイド」でも1人は「名無し」のままで1話分通してしまい、もう1人も「仮のあだ名」状態でほぼ2話分過ごさせる羽目に…。どちらも主要キャラだというのに。だからキャラクター一覧とかも作りたくても作れないんです。名無しのお人が多くて。
コンテやネームの段階では仮に「A」とか「B」とか付けて話を作ってます。ネームの台詞が
「おい、A!」
…ムードでないことおびただしい…。でも不思議なもので、名前はなくてもお話は作れるし、キャラも動かせるんですよね。
話を作る際、キャラに真っ先に必要な設定は「役割」だと思います。名前でも外観でもなくて。どういう人物でどういう位置にいて、主人公とどう関わっていくのか。そして物語の中でどういう役割を果たすのか。それが煮詰まってこないと外観も決められません。役割が決まればイメージも固まってきて、大柄か小柄か子どもか大人かお洒落な人か服にはかまわない人なのか、だいたいの性格・設定が決まってきます。それに基づいてキャラデザインを考えます。そのためネームの段階では新キャラなどは名前どころか形すら出来てないことも多いです。○や△でそのキャラの代用をさせたり(笑)。
そういう手順を踏むことが多いので、名前は一番最後になります。でもさすがに名前無しの状態で連載始めちゃうのはかわいそうなので、これからはなるべく名前くらい連載前に考えてあげられるようにしたいです…できるかな(怪しいですが)。
ということで、下書きも完成し、連載が始まってもなお名前が決まっていなかったカーチャン(仮)ことレイティーシア嬢も連載終了間近になってようやく名前決定し、無事完結させることの出来た3話なのでありました…。